仙石線仙台駅短絡線 宮城県 2005.2.7踏査


 仙石線の起こりは私鉄の宮城電気鉄道がルーツであり、国鉄の路線とは元から独立した路線であったが、戦時中に苦竹の陸軍造兵廠からの輸送を目的として宮電と国鉄との短絡線が仙台駅構内に作られた。(宮城電気鉄道は昭和19年に国鉄に戦時買収され仙石線となる)戦後、米軍から苦竹の軍事施設が返還され、陸上自衛隊が同じ地に設置された頃に同線は撤去されたと思われる。昭和34年発行の「鉄道技術発達史」第2篇(施設)Uの仙台駅平面図を見ると、短絡線はまだ記述されているため、少なくともそのあたりまでは存在していたと思われる。
 短絡線のあった、仙台駅東口は再開発により現在も風景が激変している最中である。結論から言えば、短絡線の痕跡は全く見つからなかったが、存在の記録としてご覧いただければと思う。


 仙石線仙台駅のあった場所は、現在は立体駐車場になっている。右側の道路だけは昔からあった道で、駅のあった場所を確認する指標となる。
 駅があった敷地を、ほぼ使い切るように駐車場が建てられてしまった。路盤の痕跡はどこにもない。
 土地の区画も完全に整理されてしまい、現在の建築物から路盤を見出すのは難しい。ちなみに右手が駅で、奥の茶色いマンションの方に向かって路盤が伸びていた。ちょうどマンションの最奥の付近で右方向に短絡線が分岐していた。
 分岐地点はマンションの向こう側になるのだが、路盤があった場所には、建物が密集しているため、路盤を追うことはできない。
 短絡線や側線の敷かれていた仙台駅東口は、バスターミナル等が建設されて、新しい顔として最近完成をみた。最後に現在の地図と、昭和50年の空中写真との合成で、当時と現在の様子の違いを表現してみたので参考にして頂きたい。(多少ずれていますが気にしない)

おわり

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