山形交通 尾花沢線 山形県 2001.5.4踏査

 山形交通・尾花沢線は大正15年に尾花沢鉄道として開業。大石田駅〜尾花沢駅2.6qをむすんだ私鉄である。昭和18年に山形交通に吸収され、山形交通尾花沢線として昭和45年に廃止されるまで45年間にわたり走り続けた。
 現在も大部分が農道等として使われているので廃線跡をめぐるのは、距離的にもやさしい。
今回は、大石田駅を起点として尾花沢方向に向かってみた。
 私はBAKU・Oに大石田駅に投下され、尾花沢市中心部へとてくてく徒歩で踏査に向かった。
※補足追記
 「鉄道廃線跡を歩くY」によるとこの路線は主に米などの農産物や肥料の運搬に使われたとあるが、地元の古老の話等によると実は主輸送物が石炭であったという情報がもたらされた。石炭の採掘地はなんと現在の尾花沢市の市街地に極近い場所の地下であり、今もその採掘跡の坑道が地下に張り巡らされているらしい。現在も毎年のように坑道跡の陥没により水田の水が抜けるといった事故が起きており、国からの補助金も出ている。この情報は山形支部長チャーリー氏からもたらされたものであり、信頼できる情報と判断し公開した。というか、なんで取材の時教えてあげなかったの…(苦笑)追記掲載2004.6.7


大石田駅付近

 廃線跡は大石田駅の東口広場から始まる。このあたりに尾花沢線のホームがあった。
 今では山形新幹線も停車し、昔とはすっかり様変わりしている。
 写真奥に向かって伸びている道路が廃線跡の道である。
 往復歩いて踏査するならば、ここの駐車場を利用するとよい。(もちろん無料!)
 大石田駅の東口待合所には尾花沢線に使われた車両の一部等が展示されている。
 この動輪はかつては尾花沢市内に放置されていた車両から取り外したものである。
 一時は完全に廃棄される予定だったが、私の友人の尾花沢市職員・チャーリー氏が尽力した結果、一部だけでも幸い保存されることとなった。
 ありがとうチャーリー。
 ちなみに「鉄道廃線跡を歩く」の取材に対応したのも彼。今は別部署ですが。
 それにしても、つばをはく奴がいるんすか?ドキュンどもめ! 


大石田駅を東へ…

 大石田駅を出ると廃線跡は緩やかなカーブを描きながら東へ向きを転じる。
 どうやら舗装したてのよう。
 「鉄道廃線跡を歩く」に載っていた、”高校生専用ゴミ箱”は無くなっていた。ショック…(笑)
 農道になった廃線跡はまっすぐ東へ進む。ひたすらまっすぐ。カメラを持って歩いていると、行く先々で農作業のおじちゃんおばちゃんの熱い視線がそそがれる。
 いいからほぉっておいて!
 いや、たまにはいろいろ聞いてみるのもいい。昔の事を。隠れた場所に遺構があったりするし。
 でもこの手の話をし始めると長々と話が続いて、切るのに困ることもあるが。


尾花沢市 国道347号線交差地点

 国道347号と交差する地点で線路跡は地元の整備工場の敷地の脇へ進む。一見私有地のようだが、道沿いには他の施設などもあるので進入は可能なようである。
 もちろん私は進入する(笑)


※尾花沢市によると、廃線跡は基本的に全て市道だそうです。(交通公園跡等に分断はされるが)躊躇された方、安心してお通り下さい。ちなみに大石田町に入っても廃線部分だけは尾花沢市の管轄とのことでした。
 国道13号線との交差地点まで、このような風景が続く。
 現役時代にこのあたりを車両が走る風景を見て見たかったものである。
 ちょっと行くとこの辺は夏にはスイカが落ちている。いや、実っているのか。この辺の人はスイカの中心部を食って後は捨てる!なんてぜいたくな。
 チャーリー氏曰く「腐る程あるし」
 …。


尾花沢市 市街地

 国道を越えると、線路跡は交通公園の跡地になる。現在は人が通るだけの道になっているようだ。
 この辺りは住宅地です。さらに熱い視線が…(恥)
 やがてダイエーの駐車場跡地で線路跡は終わる。ここが尾花沢駅構内跡である。
 実際の駅舎はダイエーの店舗跡付近だが、最近ダイエーも経営合理化の為に閉店してしまった。
 現在はバスターミナルのみが残されている。



END