東北本線は電化・複線化に際して数多くの線路変更を行っているが、この区間はその中でもとりわけ短い区間といえる。一戸〜二戸間は鳥越隧道附近において昭和43年6月11日に下り鳥越トンネルの新設と上り線の鳥越トンネルの新設を行っているが、上り線は東京方の坑口の新設を行い、青森方は改良にとどめている。つまり、旧線区間は一戸側にしか存在しない。 この旧線跡は上り線と下り線の中間地点に位置する。写真左が上り線であるが、実際に線路の付け替えが行われたのは上り線で、下り線は複線化に際して新設された。![]() この写真は今冬、BAKUが国道4号線上より撮影した鳥越隧道の新旧である。右が新設された鳥越トンネルの上り線坑口であるが、内部でやがて合流している。 ![]() 石組みのポータルを持つ旧鳥越隧道。「鳥越ずい道」の扁額もしっかりと残っている。 ![]() 下り線新設トンネル側は隧道全体がまだ残されている。一部煉瓦も使われていた。立派な扁額といい、見た目の美しさを狙った意匠であろう。 ![]() 隧道の内部に入ると、内部は煉瓦で組まれており、20m程行った場所で完全に閉塞していた。この奥に空間が存在するか否かは、もはや確かめる術はない…。 END ![]() |