筑波鉄道 その1 土浦〜岩瀬 茨城県 2006.2.21踏査


 筑波鉄道は大正7年に開業し、昭和62年3月に廃止された非電化の私鉄であった。土浦〜岩瀬間、40.1qを結ぶ路線で最盛期には筑波までの国鉄直通列車なども運行されたが、やはり例に漏れずモータリゼーションの到来、マイカーの普及により利用者は減少、廃止されてしまった。今年の関東シリーズのメインスポットとして私とBAKUがこの地を訪れたのは2月も後半に入った頃であった。昨年の関東シリーズはその日に限って雪にたたられたが、今年は快晴とはいかなかったが天気もなんとかもっていた。栃木の矢板まで東北自動車道を南下。その後国道4号、栃木県道181号等を経て、途中真岡鐵道の真岡駅を見物しつつ水戸線の岩瀬駅に着いたのは既に正午を過ぎた頃であった。

※赤い文字が今回紹介する区間


 岩瀬駅のあった場所は自転車道の休憩所となっていた。とりあえず、フェンスが邪魔なので少し小高くなった場所を探し、JR岩瀬駅の構内を撮影した。端っこに線路が外された空き地が真っ直ぐに伸びる。




















すっかりきれいになってしまった岩瀬駅跡。
市民のちょっとした公園になっており、この日も昼休みの会社員が車をとめて休んでいた。
























 この地図のように筑波鉄道跡はほぼ全線に渡って自転車道になってしまっている。その点から、かなり期待薄の路線ではあったのだが、近県のこのような長大鉄道の跡をほっておくわけにもいかず、今回の関東シリーズにチョイスしたわけであるが。
 ただこの自転車道は要所要所にこの岩瀬駅のような車が駐車できるスペースを設けており、車で自転車を運んできた人にも利用しやすいよう配慮が成されている。この点は好感が持てた。

















 岩瀬駅を出るとすぐに自転車道になった廃線跡が始まる。アスファルトの路面にわずかに踏切の跡が浮かびだしている。
 この時点で私とBAKUは本日中に土浦まで余裕で踏査を終えることが出来ると思っていた。
 ところがこの予想は、ちょっとした寄り道や、予想外の事で覆されることになってしまうのだが、それはまた後で。とりあえず今夜の宿は土浦だ。



















 岩瀬から約4q程の道のりを、自転車道を横目に車で飛ばす。自転車道は田んぼのど真ん中を貫き、真っ直ぐに伸びていた。まぁ予想通りの自転車道。ここまではかなりテンションダウン↓。しかし意外や意外、この自転車道、ひっきりなしに自転車が通る。どうやら地元の人々の利用度はかなり高いようだ。





















と、ここでかなりテンションアップする物件が横にあった。踏切の土台だ。

























 廃的にはこっちの土台の方がそそる。我々はこの土台の発見を機に、スルー作戦から、路盤跡にそってゆっくり車で観察する作戦へと変更する。幸いにも路盤に沿って自動車道が通っていた。























 とは言っても、ほとんどは築堤以外の遺構は何もない。しかもこの築堤自体、遺構とは言い切れない。自転車道建設時に、新たに作った雰囲気もある。























 途中、川を渡る場所で橋台を発見。しかし全線でこのような形で橋台が残されているわけではなく、ほとんどの橋台は破壊されている。
























 廃線後は雨引駅跡へと着く。そう、筑波鉄道をチョイスした理由はこのようなホームが、ほとんどの駅跡に残されていると予想したからだ。
 ホームの大樹など、現役時の雰囲気を充分に残している。この筑波鉄道跡の踏査は、ほとんどが駅跡の踏査になる。だが、途中の路盤跡にも見逃せない遺構があったりするからやっかいだ。



















 駅の脇に怪しい廃墟が。昔の洋館を思い起こす。


























 ふと横をみるとさらに怪しい石像が!なにやらお坊さんのようなのだが、由緒あるものかどうかはわからない。























 駅前にはぽつんと公衆電話が。駅が無くなった今、使う人は皆無であろうと思ったが、この自転車道、ご老人がかっこいいMTBに乗ってびゅんびゅん走っていく!しかも一人や二人ではない。二桁の単位である。これはかなり驚きの光景w携帯をもたないご老人の利用者が意外といるのかもしれない。





















 土浦側から撮影。また一人カッコイイご老人がw廃線踏査なんてしてる我々より、なんて若々しいんだw

























 駅舎の跡はほとんどわからなくなっていたが、ホームの階段などはそのままだ。後から新設された階段もあった。

























 雨引から先もあまり変化の無い区間。ひたすら真っ直ぐに廃線跡の自転車道が進む。

























 そして東飯田駅の跡に到着。ここは交換設備が無かったようで、単線のホームが一つ残る。
























  かつての駅前商店。この周辺にはこの店しか無く、今でももちろん営業中。


























 駅から先もひたすら真っ直ぐ。何もないw


























 駅前のお地蔵さん。この堅いガードは何?wというかこの沿線は石屋さんが多く、このような石物件が多数ある。全部面白がって撮影していると大変なことになる。
 


 以下次回。



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